こよなくで扱っているアンティーク雑貨は100才以上のものから60才ぐらいのものが多いです。
当然のことですが経年で結構痛んでいるものもあります。中でもテディーベアちゃんは80才ぐらいになると
詰め物が減ってくったりしていておまけに手足の先が「ネズミに噛まれてしまったの」ってべそをかいているような
ベアもいたりして、それはそれでほんとに可愛いです。
ベアは80年の生涯の間にはいろんなものを見てきたはずなのにいつまでも子供ぽくって無垢な表情に思わず
抱きしめたくなるようなベアちゃん。
先日目のないベアちゃんがうちにやってきました。目がないのはこの子の歴史だし、これはこれで可愛いし、
手を入れるべきかこのままにしておくべきかって悩みました。
でもヨーロッパでも古いベアを修理してきれいに直して販売しているおばあさんに出会ったことを思い出しました。
そのおばあさんからグラスアイをわけてもらっていたので思い切って目をいれてみましたよ。
そしたら「かわゆい!!!」ベアがまた若返ってほんとにかわいくなりました。
この子はイギリスのとある田舎町のアンティークショップにひっそりといるところを発見、URARAが日本送りました。手足の部分の包帯のような
白い布が縫い付けてありました。それでこの布を外してみたら手足のパットの部分から木毛が出ていました。
それで手足をリバティのコーヂュロイの生地で修理しました。
待ち針で留めてその部分を縫い付けていきました。おとなしくしていたくれたので助かりました。
もう少しだからちょっと我慢してね。
ちょっと派手だったかな。でも可愛くなりました。わーい!!
今度は目のないベアちゃんの治療です。
目打ちで目の位置を決めます。
まずお目目の針金をこんな形にします。そこに糸を括り付けて
痛いけどちょっと我慢してね。
画鋲を刺して目の位置を決めます。
目の位置にグラスアイを取り付けます。首のところに針を出します。
はい、お目目が入ってきりっと可愛くなりました!!
このベアはこよなくで販売中です。