先日、本屋さんで見かけた本、素敵だったので購入しました。
世界のかわいい刺繍とアジアのかわいい刺繍という本2冊 誠文堂新光社から出ています。
世界のかわいい刺繍は装丁も素敵*
コンゴクバ族の草ビロードマットが載っています。こよなくでもこのアンティークのマットをベルギーで見つけました。
コンゴは1885年からベルギー国王の私有地とされて以来1960年までベルギーの植民地でした。
そのためかベルギーのアンティークショップにはアフリカのアンティークを扱うアンティークショップをよく見かけます。
その中でも目を引くのがこの織物のような刺繍のような不思議な布です。
この布はヨーロッパのちょっと暗めのお部屋の壁にタペストリーとして飾ったり、インテリアの敷物として使われたりすることが多いです。
当時は王侯貴族しか持つかとを許されなかった布です。
ラフィアヤシを平織りに織って、ラフィアの糸を刺繍して模様を作っていきます。
またラフィアをビロードのように刺してある部分との組み合わせで布の模様が作られています。
すべて手作業で織られた布ですので二つと同じものがありません。
今はルーマニア領にあるトランシルバニアに伝わる刺繍です。布を多いつくるようにびっしりと刺される刺繍はとっても魅力的です。